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Log Book 雑記


浮かぶ別荘と庶民の知恵 2014/7/26(土)

以前にこちらLogBookの記事『So Many Fish....あなたなら?』で紹介した、湖畔のお金持ちが所有するボートドック付き別荘を覚えていますか?

景色の美しい湖岸にある別荘地というのは誰でも憧れる存在のようで、アメリカでもそういったロケーションの物件の価格というのは、通常の陸地に比べると同じエリアにあってもグンと高価格です。「水辺の岸沿い」というのは庶民では手が出ない、やはりお金持ち相手の物件であります。

では、お金持ちでなかったら湖の景色を見ながら過ごすという夢を諦めるしかないのか?
金が無ければ知恵を絞って何とか手に入れようと考えるのが、万国共通の「庶民の知恵」です。
そこは柔軟な発想の持ち主であるアメリカ人、さすがと感心するような方法で大自然の貸切りスペースを格安でエンジョイする方法を思いつき実行している人がいるんだと気づきました。これです。

浮かぶ別荘、庶民の知恵

ひょっとするとオール「自作」かもしれません(笑)

通常は湖畔の別荘やボートドックというものは、湖畔に「建ててある」つまり湖畔のボトムに柱を立ててその上に建築してあるものですが、この写真の別荘?小屋?は「浮かんで」います。
しかも、浮かべてある場所が全く湖岸に接しておらず、沖にアンカーを落として浮かべてあるような状態です。つまり土地に属していないから、土地を買う必要が無い。
沖と言ってもメインレイクのオープンウォーターなどではなく、バックウォーターと呼ばれる大昔の洪水でできた小さな湖というか池のような水域の、さらに奥のほうのドン詰まりあたりに浮かべてあるので、他のボートの航行の邪魔になることはありません。

こんなとこまでボートで入ってくるのは、釣り人のボートとハンティングのボート以外は誰もいないだろう、というような場所にひっそりと浮かべてあるわけです。
この「別荘」へ来るには、ボートを使ってここまで水面を走ってくる必要がありますから、交通の便のいい高級なリゾート地に建ててある別荘なんかよりもずっと静かで貸切り度が満点だったりするかもしれませんね。

まぁ法的に細かい事を言えば、パブリックレイクの水面ですから公共の場所であり、州やカウンティ(郡)の所有場所ということになり、勝手に浮かべるというのは道路で言うなら路上駐車みたいなもんです。
OKかOUTかで言えばOUTなんでしょうけど、だからといってこの世の全ての路上駐車が100%全部確実に切符を切られてレッカーされているかというと、ゼッタイ全てではないわけで…。
そのあたりのいわゆる黙認的な「グレーゾーン」を見つける嗅覚というのも、庶民の生き抜く力としての才能かもしれません。

最も注目すべき点は、まず前方左右の外壁に貼られた州の発行するボート登録番号のステッカーがあること。州がボートとして登録番号を発行したということは…これ、法律上は家ではなく「ボート」ということになっています。
裏側へ回り込んで見てみると、古いエビンルード25馬力の小型の船外機が装着されていることに気づきました。おそらくこの船体?だとギリギリ動かすことのできる最低限のサイズではないでしょうか。

浮かぶ別荘、庶民の知恵

ボートの登録ステッカーは毎年更新しなければなりませんが、更新の際に税金を払います。税額は、船体の全長フィート数とエンジンの馬力で決まります。長い船で馬力の大きいものほど税額が高い。

ちなみに私の住むアラバマ州では私のバスボート19フィートに船外機200馬力の組み合わせで、年間たったの25ドル!という良心的な税額設定になっています。
日本みたいに船検などというものはありませんので、これ以外には税としての維持費は一切かからない。(トーナメントに出るには任意保険加入のルールがあるので、そちらは年間数百ドルの出費が必要ですが)
ボートという乗り物が日本よりもずっと庶民的な存在であること、あとは政治的にそういった業界の方々が陰で努力しておられるのでしょうか。アメリカ人にとって、ボートで遊ぶという文化の歴史の長さも関係しているかもしれません。国民的レジャーです。
アメリカで魚釣り=ボートでやるもの、という図式が根付いているのは、こういった維持費の安さも大きく関係していると思います。

で、話をこの「浮かぶ別荘ボート」に戻すと、25馬力ということでこれは激安の税額ではないかと。もうね、これを年間数十ドルとかで維持できてしまうとなると、湖畔の高級別荘を数十万ドルで買って、年に1回か2回しか遊びに来ないお金持ちと比べたら、いったいどっちが幸せなの?と複雑な心境になります。

窓から中をこっそり覗いて見たら(失礼!)、部屋の中は意外ときっちりしていて、普通の立派な住宅キッチン用ガスコンロが付いていたり、棚があって本とか置いてあったり、それなりに生活感ありました。
日本の都会の住宅事情を考えたら、下手をするとこっちのほうが快適な居住空間だったりするかもしれません!まぁ風呂・トイレはどうなっているのかは外からはわかりませんでしたが…。

先端の右側にあるブルーのボックス状のものには、エンジンの手動スロットル・コントローラーと、ハンドル操舵が付いており、立った状態で運転できる構造になっています。
「おい、こんなの税金逃れのインチキだ!船じゃなくて家じゃないか!」と言われたら、運転して見せて「安全に前方を見ながら運転できますから船ですけど、何か?」と言い返せるように(笑)完璧です。

浮かべてあった場所から察するに、おそらく真冬の水鳥ハンティングの時期に暖を取ったり仮眠したりするための目的で使用しているのかな?と思いました。

なるほど…こういうのもアリだな。
老後はこういうところでノンビリと鳥のさえずりでも聞きながら過ごすのもいいかもなぁ…。なんて、一瞬想像してしまった私。
歳をとってきた証拠かもしれませんね(笑)

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