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Log Book 雑記


ファッション感覚のバスフィッシング 2014/7/3(木)


アメリカのバス釣り文化と釣具の市場は、とても長い時間を経て「成熟」しきっていますので、むりやりブームを作るとか、ブームでないと売れないとか、そういう類の隙間ビジネスが主流をひっくり返して「バブる」ということはまずありません。
日本ではバス釣りという文化の歴史が未だに浅く、「ブーム」という勢いに助けられるかたちで無理やりバスファン人口を肥大化させた(バブル)90年代後半頃のような一時的な盛り上がりもありましたが…。
アメリカでは、戦争の前から今までの長期間にわたって、ひいおじいちゃん、おじいちゃん、お父さん、息子…というぐあいに、バス釣りという国民的文化を何世代にも渡って人々が引き継いできた時代背景があります。ここが日本をはじめとする他の国との大きな違いです。

そもそも一般的なアメリカ人が「バス釣り」に対して持っている社会的な考え、つまり国の中におけるバス釣りのポジションは、はっきり言うと「内陸の田舎モンが屋外でやる趣味の代表格」のようなイメージです。
わかりやすく言うと、日本の地味な海の防波堤釣りとか投げ釣りとか、アユ釣りとか、へら釣りとかタナゴ釣り、渓流釣りのようなもんです。
定年退職して年金暮らしのおっさんのやる趣味の代表格なのです。アメリカのバス釣り市場は、ある意味とても安定したファン層に支えられている市場とも言えます。

一方、(アメリカに比べ)日本のバス釣り文化というのはとても「ファッション感覚」であります。道具を買う人の好みとか反応なんかをとって見ても、アメリカではゼッタイに有り得ない特殊な世界になってしまっているわけです。
釣りをしたことの無い人や、釣りにほとんど行かない人でも、購入してコレクションしたり所有するだけで楽しめちゃう!みたいな、そういうノリってアメリカの本場ではまずメインストリームとして有り得ません。

最近の日本ではどちらかと言うとそれが当たり前というか、バス釣りってそういうもん、という風潮ですよね。でも、アメリカ側から見ると「日本のバス釣りって、なんか…バス釣りじゃないみたい…」となってしまうワケです。

日本のそういった「ファッション感覚」的なノリのバスフィッシングって、むしろイタリアとかスペインとかヨーロッパ諸国のほうの国々でバス釣りをやっている人たちに近い感じがします。
実際にヨーロッパのバス釣り好きには、アメリカのものよりも日本の釣具を絶賛している人が多いですよね。一言で言うなら、気が合う、ノリが同じなんだと思います。
アメリカ、特に世界で最もバスフィッシングの盛んな地域である中部、南部、東部ではその空気はないし、なんというかバス釣りをやっている人々の雰囲気というか、ノリというか「接しかた」がまったく違うんです。バス釣りの故郷でもあり本場であるアメリカのメインストリームは、残念ながら日本のそれとは大きくかけ離れたものです。

私がよく日本の友人に言う例え話なんですが「ピンクのレオタードを着てロングヘアーのチリチリ金髪パーマを振り乱した相撲の力士がフーセンガムを膨らましながら「どうだ、かっこいいだろう」と自慢げに大相撲の土俵にあがってきたら、日本人であるあなたはどう思いますか?」というやつです。
相撲がバス釣りで、日本がアメリカと置き換えて考えるとすこし伝わるかもしれません。

もし、今まで日本の中のバス釣りのみしか見たこと無い人がいきなりアメリカの本場に来て、実はまったく違うものであるという現実を目にすると、ある意味ショックかもしれません。
なぜなら日本式の「こういうのがバスフィッシング」と思っていた空気が、そこに無いからです。

もともとは日本でプロとして業界に携わってきた私ですが、ここで今さら日本式・アメリカ式のどちらが良いとか悪いとか、そういうジャッジをしたいわけではありません。
ただ単に私が言いたいのは「日本のバス釣り文化の『ノリ』は、独特の我流のもの」ということを日本人はある程度は自覚しておかないと、いずれアメリカ本場のバスアングラーと接する機会があったら、きっと戸惑うことになるだろうということです。
自覚がないままに、同じバス釣りだからと「日本式」でグングン押し進めて行ってしまうと、必ず誤解や摩擦が生じます。
アメリカのバスフィッシングには、日本が経験したことの無いレベルの時と人数を経て形成された「伝統」があるため、このようなギャップが生まれているのかもしれません。
特にビジネスでバス釣りに携わっている日本人が、アメリカの本場地域へコンタクトを得る機会には、そのあたりを気にしすぎるぐらい留意しておいたほうが良いでしょう。

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