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Log Book 雑記


アメリカDIY溶接と240V家庭用電源の関係 2014/6/24(火)

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アメリカのDIY工具のお店に行くと、DIY用の溶接機がイロイロ売っています。
もっともお買い得な入門機は、120Vのいわゆるフツーの家庭用ACコンセント電源で使用できるタイプなのですが、これだと若干電流不足のため、ちょっと付けるだけの簡単な溶接なら事足りるものの、本格的な長さのビードを作って厚板を…という使い道には残念ながら役不足です。

実はアメリカの一般家庭には、AC電源は120Vと240Vの2種類が来ています。
ですから、一般家電でも高出力のオーブン、乾燥機、エアコン(セントラルヒーティング)、電気式の湯沸かし器などはすべて240Vでの仕様になっており、家の構造も240Vの電源が取りやすい構造になっているんです。

それに気づいたのは、むか〜しに洗濯機を買ったとき壁の配線をいじっていて、お、これはひょっとして…と。
DIY店にいっぱい売っている240V仕様の溶接機は、一般家庭でも買ってきたらそのまま繋いで使えるって事か?と気づいたわけです。

で、中古の240V溶接機、MIG(MAG)溶接のものを購入。青空マーケット的なところで、ベイトリール1台よりも安い値段でゲット!(笑)

スノーストームで事故ってボートトレーラーが廃車になり、保険金で空の新品ボートトレーラーを買ってバンクの取り付け位置と角度やフレームの形を改造したときも、この240V溶接機で行いました。
そのときは、まだ正真正銘の初心者だったため、シールドガスは使わずにフラックス・コアのワイヤーでやっていました。ですが、フラックスだとスパッタが飛んで仕上げがどうしてもキタナイ。

何でも本気でやり始めたら、きっちり上手くできないと気がすまない困った性格なので(笑)さらに溶接についてGoogle先生でググッと調べていくと、ストレートの鉄ワイヤーでアルゴン75%+Co2、25%混合のシールドガスでやると美しく仕上がるということを知り、マイ・ガスタンクまでも購入。
これまた数ヶ月の調査の末タイミングを逃さず激安ディールをゲット!
今はガスが切れるたびに溶接器具の店へマイ・タンク持ち込みで何度も満タンチャージしてもらうまでに。

その後もフォードF-250スーパーデューティー・ピックアップトラックのスペアタイヤホルダーとか、キャンパーのジャッキの部品とか、プロにやってもらったら結構な工賃を取られそうなややこしい箇所の修理で、しかも溶接でなければ絶対に修理不能な構造のものを数々と修理してきたので、タンクを買っても充分に元は取ったぞと(笑)

上記理由で240Vが一般的なアメリカ家庭では、ガレージに個人所有の溶接機が(あくまでDIY志向な)一家に一個の普及で売れているようで、溶接用の自動遮光マスクや溶接ワイヤーがWal-Martの「溶接用品売り場」でフツーに売っているほどであります。
もちろん、建築などプロの現場では溶接の資格が必要ですが、DIYレベルでは無資格(私も)で皆が自由にやっている状態です。

道端で車のパーツが金属疲労などで割れたりして壊れ、困った状態でいると、通りがかりのおっさんがどれどれとヤジウマに来て「ああ、これは溶接したほうが良いね」などと言い残して立ち去って行ったりします。
日本よりも溶接という行為が市民の生活に浸透しており、ポピュラーな存在です。
車検制度がないということも、溶接という作業が一般家庭への普及に至った歴史上の経緯に関係しているかもしれませんね。

危険を伴う専門的なコトは、国民(シロウト)は手を出すな、プロに任せよ。その代わり良心的な値段でプロのサービスを受けられる環境が整えられた日本。ジャンルによっては過保護的な面も。

一方、自分のことは自分でやってね。自分でできることを人に頼むとお高くつきますよ。のアメリカ。その代わりに「自分のこと」をやれる環境と許される範囲が限りなく自由に設定されている(例として、車検制度が無いなど)これは考え方によっては、放任主義ですね。

人に触らせて、結果自分でやるよりもヘタクソな仕上げで、なんでオレが金を払わなあかんの?と何度もアホらしく後悔した結果、可能なことすべてを自分でやろうとしてしまう私のような「変人の性格のDIY人」には、意外とアメリカ式のほうが納得して生きていける仕組みだったりもします。

日本式の過保護主義とアメリカ式の放任主義、人それぞれの価値観にも左右されますから、どちらが良いか悪いかは一筋縄でジャッジするのは難しいですね。
でも実はこれ、溶接や車の修理だけでなく、両国の様々な文化やビジネスにもキッチリ反映されているから、一度この法則性に気づくと「成るべくして、こう成っているよなぁ」と納得することも多いです。
むろん、釣り業界もきっちりそのあたりの文化の違いが反映されておりますから、その道のプロの方は重々心得ておいたほうがよろしいかと存じます。

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