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DIY 自作と修理


鉛溶解ポットのリビルド 2016/3/25(金)

ジグヘッドやスピナーベイト、ラバージグのヘッドを自作する際に欠かせないのがモールド(型)と、モールドへ鉛を溶かして流し込むポット(メルター)。

素材の鉛はなるべく純度の高いものを使うことが好ましいが、再生品の鉛を使うとどうしてもスラッジ(不純物)が混じっているため、たとえそれらが1パーセント程度だったとしても長年の使用でポット内に堆積してくる。

私の使っている溶解ポットはボトムから流れ出すタイプなので、どうしてもそれらの不純物がボトムの流出口に詰まりやすい。

流出口の目詰まりが増してくると、いざモールドに鉛を流し込む時が来ても鉛が出てこない→ノズルの目詰まりを細い針金等で突いて無理やり流れ出るようにする→1〜2回は出てくるがすぐまた不純物が詰まる→以下繰り返し…という具合に作業効率が全く失われて、もう「やってられんわ」状態に。

ノズルが詰まり出したらダマシダマシ使っているよりも、あきらめてさっさと素直にリビルドするのが長い目で見れば時間の節約であります。

故障している道具を修理するのが面倒くさいとか、修理に時間をかけるのがもったいないとか、あるいはただ単に修理代をケチっているだけなのに「まだ使えるからもったいない」とか言いながら、使いにくい状態のまま、非効率的な時間の無駄使いを続ける人がいますが、それは無駄な抵抗です(笑)。

さっさと気合を入れて修理したほうが、機能復活でストレスフリー、修理に費やした労力と時間なんてすぐに取り返すことができるし、長い目で見たら時間的にも得するわけですよ。そういった現実から逃げて、自分に言い訳を用意して目を背けているだけなんですよね(笑)。
自分も時々そうだからわかるんですが、後でふりかえると「バカだったなぁ。なんでもっと早く修理しなかったんだろう」としか思ったことが無いので、ハッキリ書いておきますね、「無駄な抵抗はヤメロ」と(笑)。

私もそういった数々の「無駄な抵抗」を経てきましたが、結論としてはどんな道具でも永く使うものであればあるほどすぐに修理したほうが、後々はTotalで得ってことなんですね。

さて話が横へ逸れましたが、鉛溶解メルターポットのリビルド開始です。

私の使っている溶解ポットは溶けた鉛がボトムから流れ出すタイプ

鉛の流れがスムースであれば完成品の表面も滑らかに仕上がる。これはガード付きラウンドヘッド。

リビルド準備にとりかかる。取り寄せた交換パーツと、1/4インチソケットのラチェットセット。

冷えた状態のポット。黄色く粉を吹いたような不純物が鉛の表面に見えるだけでなく、ポット自体も赤さびが酷くなってきていて、交換時期です。

ポットの下側に、溶けた鉛が出てくる「ノズル」がある。この内部に不純物が堆積しているため、よろしくない。

新しいポットのパーツ。黄色い矢印がノズル部分。形状が違う。どうやら「予告無く仕様は変更する場合がございます」のようですな。

新しいポットを内側から見た図。黄色矢印がノズル。ここに流量をコントロールする棒状のバルブ先端が刺さる設計。

まずはポット上部をフレームに固定しているネジをソケットレンチで分解する。

流量を調節するコントロールアームもネジを緩めて取り外す。

ポット全体をひっくり返し、ボトムカバーを固定しているネジを外す。

ボトムカバーが外れた。外から見えなかったポット下側も赤サビがすごかった!使用時の加熱と使用後の冷却を繰り返すことで、酸化してこうなってしまうのですな…。

ノズルの向きを180度回転させなければ電気コイルに干渉してポット全体を抜き取ることができない。ところが古いノズルの裏面には大量の鉛がまるでハンダ付けのように付いているので、まずはガスバーナーで熱して鉛を溶かしている図。

ノズル周辺の鉛が溶けたタイミングで、ノズルをクルッと180度回転させる。旧タイプの純正ノズルには緩み止めのナット等は付いていないため、このように工具でつまんで回すだけでOK。

これでようやく、ポットを本体から抜き取ることができた。古いポットはこの状態でノズルも含めたASSY丸ごと交換する。

本体カバーの内部は、このようにがらーんとしております。ポットを熱する大きなリング状電気コイルが見えますか?

取り外した古いポットを横から見た図。矢印の部分がノズルで、この写真の状態は180度回転させた後のようす。この状態にしないとノズルが電気コイルに引っかかり、本体からポットを抜き取ることができないので注意。


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こちらは今から交換する新しいポット。

新型(改良済み?)ノズルの形状はこのようになっております。根元がナット式になっていて取り外しが容易に。

ナットサイズは3/4インチ。

ノズルをあらかじめ取り外してしまった状態。こうしてからポット本体を組み込んだほうがやりやすいし合理的だ。

新しいポットを本体へ挿入。

下側から見た図。このクリアランス…こりゃあ、ポットの抜き差しはノズルをあらかじめ取り外す事を大前提に設計されておりますな!次の交換の際にうまくノズルを緩めて抜き取ることができるのか?今から心配になってきた…旧式のほうが楽だった…なんて言わずに済む事を祈ります(笑)

ポットの取り付け完了、あらかじめ取り外してあった新しいノズルを差し込む。

ノズルの長さと電熱コイルの位置関係…う〜ん、これゼッタイ次のリビルド時にはノズルを外さないとポット抜けないぞ?ますます心配になる。

ナットを締めてノズルを固定。ノズルの先端に開いている鉛が流れ出てくる穴の向きに注意!横向きに傾いていると、溶けた鉛が手にかかってきたりして危険。

流量を調節する棒状のバルブを装着。どうせだからこれも新品に交換。

コントロールアームを元通りの位置へネジ止めして、バルブ装着完了。この作業は簡単。

ボトムカバーを付けるのを忘れずに。やけど予防のため。

ボトムカバー装着も、ネジ止めのみで簡単。

完成。サビサビだったポットが、みちがえる程きれいに生まれ変わりました。まだまだイケます。

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