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DIY 自作と修理


オイルポンプ・ベーパーセパレータ間のチェックバルブ交換 2013/3/31(日)

V6 2.5リッターの2ストロークMercury EFIでは、オイルリザーブタンクからオイルポンプ、そしてベーパーセパレーターの底へ、という順番でオイルが送り込まれる仕組み。
今回の修理は、オイルポンプ?ベーパーセパレーター間の透明ホース交換。そして透明ホースをベーパーセパレーターの底に接続するための真ちゅう製チェックバルブを交換。

 

 

異変に気づいた事の発端は、ふと見て気づいた「変な色」
透明のオイルホースが変色しているのは、まぁ古いエンジンでは珍しいことではないのだが…ここが変色するならオイルの色に近い緑系の色になるはずなのに、どうして赤っぽい茶色になるのか!?どう見てもおかしいぞ、と。

ベーパーセパレーターからオイルホースを外してみるとオイルではなく、なんとガソリンが出てきた!!
本来であればここはオイルのみが入っているべき場所。
ではガソリンはどこから混入してきたかと考えると、ベーパーセパレーター内から逆流して出てきた可能性が高い。

この真ちゅう製のフィッティングには、チェックバルブといって逆流防止弁が内蔵されている。本来であればチェックバルブの働きによって、オイルポンプから押し流されてきたオイルは一方通行でベーパーセパレーター内へと入っていくが、ベーパーセパレーター内の混合ガソリンは出てこない。
チェックバルブが壊れたことで、エンジンが止まっていてオイルポンプの圧もかかっていない時に、ベーパーセパレーター内の混合ガソリンが逆流して出てきているのではないか?というのが私の読み。

以前に琵琶湖のマッスルマリン長谷川さんから、ドナー提供していただいた中古のベーパーセパレーターから、チェックバルブを取り外して移植することにした。
長谷川さん、パーツが役立ちました!ありがとうございました。

このチェックバルブが、壊れておらず正常に機能することを祈る…

せっかくだからついでに汚く変色したオイルホースも交換する。

透明のビニール製の耐油性ホースを同じ長さにカットして交換。芝刈り機とか農業用機器のパーツとして安価で切り売り販売されているものを、近所のハードウェア屋で買ってきた。
ここのホースを交換するときの注意点は、オイルポンプの「エア抜き」を後で行う際に少しでも早く抜けるように、ホース内にオイルを予め入れておき、なるべくエアを残さない状態で接続すると後の作業が楽になる。
ここにエアが残ってオイルの供給が一時的にストップすると…焼きつきます!!
そんな重要な部分だから、純正セッティングで目視できるように透明ホースが使われているのですね。

私流のやり方は、まずホースの下をチェックバルブに接続して、ホースの上がオープンの状態で2ストロークオイルを流し込みます。エアが入らないように、ゆっくりトローリと流していきます。


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そしてオイルがホースの上いっぱいいっぱいまで入ったら、こぼれないように慎重にオイルポンプのオイル出口フィッティングへホースを差し込みます。
うまくやれば、この写真のようにほぼエア噛み皆無の状態で接続が可能。

エアが入っていない、もしくはほとんど入っていない状態を確認したら、ホースの接続部分をナイロンジップタイで固定。オイルポンプ側も、同じく。
このあとアイドリングでエンジンを回し、透明のホース内のオイルが途切れることなく安定して供給される様子が見えているかをチェックします。
透明のホース内にエアが見えたり、エアの量が増えてきたり、オイルが途切れているのが見えたら、迷わず即座にエンジンを切って再度エア抜きをやり直す素早い判断を行うことが重要。
エンジンが焼きついてからでは、もう遅いからです。

さて、チェックバルブの交換は無事に終わりましたが、またまた偶然にも「見つけてしまいました」
矢印の位置、エンジンブロックと排気プレート(ミッドセクション)との合わせ目から、今度は「水」が漏れているのを発見!!!

つなぎ目から、じわりと水漏れ。湖の水、つまりは船外機における冷却水ですな。エンジンブロックから排気プレートへと冷却水が流れていくルートの途中で、ここの合わせ目を通り過ぎるわけですが、ガスケットの合わせ面から漏れているようです。

パワーヘッドをクレーンで吊り上げてブロックを切り離し、新しいガスケットを貼りなおすのが最良の策ですが、大変な作業になります。
まずは、ブロックを止めてあるナットを増し締めすることで様子を見てみることに。
ブロックの合わせ目は平面を出してはあるものの、アルミ製で熱膨張で変形しやすく、なかなか理論どおり完璧なフラットの状態のままではないのが現実。
さらに、荒れる湖面でバスボート全開走行の衝撃もとどめを刺して、きっちりトルク管理をして締めてある各ナット同士のバランスも、使い込むにつれてどうしても狂ってきます。
その都度、使いながら様子を見て手を加えていくのがよろしいかと。ある意味、エンジンは生き物です。

その後ガスケットからの冷却水漏れはピタッと止まり、いまだに再発していないところを見ると、ナットの増し締めだけで解決したようです。ガスケットも、新品だと組んだときと使い込んだ後では厚みも変わってきますから、まぁこんなことも想定の範囲内でしょう。
最もよくないのは、気づかずにほったらかしで冷却水が漏れているままエンジンを回し続けることでしょう。
小さなサインですが見落とすと、いずれ大きな故障となってユーザーにしっぺ返しが。
冷却系は普段から特に神経質になって目配りしておかないと、必ず痛い目に遭います。
見逃しまへんで!!!

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