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DIY 自作と修理


マーキュリーEFI200 2度目のリビルド Part1 2013/1/11(金)

少し古い話になりますが、2012年のエバースタート・サウスイーストの開幕戦、レイクオキチョビーにて、試合開始の数日前に私のボートのエンジン・マーキュリーEFI200のシリンダーが2010年春に続いて再び焼きついたことは、Basser誌の連載を読んでいただいている方には周知の事実かと思います…。
今回は、そのとき私が行ったパワーヘッドリビルドの工程をご紹介いたします。

2011年の最終戦ピックウィックのこれまた試合直前には、焼き付きではないものの、クランクシャフトの上端部分、フライホイールの取り付け位置が折れるというあり得ない故障により、その後パワーヘッドを降ろしてクランクを割り、シャフト交換をしています。それもまた、ほとんど焼き付き後のリビルドと何ら変わらない手間のかかる作業。

そんでもって、翌年2012年には、これ。つまり3年連続でパワーヘッドを分解してリビルドしたことになります。私はボートレーサーでも修理屋さんでもありませんが、3年連続なんて、なんという運命…。

2013年こそは、パワーヘッドを吊り上げなくても済む年になって欲しいです。(いったい、どんな願いだ……涙)

パワーヘッドを吊り上げるのは、いったいこれで何回目なのか?忘れてしまうほどになってきました(苦笑)
回数を重ねるごとに、作業効率スピードアップしている自分が怖いです。

おかげさまで、この通称「ヒロシクレーン」も3代目です。

初代クレーンは、トレーラー乗せかえ作業の際にバスボートのバウの重さに耐えられず、殉職しました(笑)。
初代は、このクレーンよりももっと小型のコンパクト型だったので仕方がありません。2代目は、これと同じ大型のものを購入。

ところが2代目はもともと不良品だったようで、数ヶ月で油圧シリンダーが壊れました。で、今回無償で補償交換してもらったのがこの3代目。頼むぞ、ヒロシクレーン3号!

クレーン3号のおかげで、今回もうまくパワーヘッドスタンドの上に着陸することができた。いよいよ分解開始です。

プラグの穴から見えていた鉄粉。焼きついたのは4番シリンダーということはわかっていたので、シリンダーヘッドをさっそくめくってみると…ウワ、こりゃひどい。

ヘッドもひどい状態です。もう使えません。さっそく状態の良い中古を見つけて、オーダーしました。ヘッド買うの、これで2個目なんですけど…涙。

4番の壊れたピストン。ピストントップの円周が融けて、粉々になってます。融けた後、破片が下へ降りて行きピストンリングを破壊、ピストンとシリンダーのクリアランスに入り込み、立て傷をざっくりと掘り込んだ…という感じでしょうか。涙。

デトネーション?というのでしたっけ?異常燃焼によるものだと思うんですが、詳しくはわかりません。確かなことは、2010年の焼きつきの症状と酷似しているということ。焼きつきの原因はまだ解決されていないまま、残っている可能性がありますね。

4番のシリンダー壁もこのありさま。ボーリング(オーバーサイズに真円を出して削ってもらう)では対応しきれないほどの深いミゾですから、シリンダー壁まるごと交換してもらう「スリーブ交換」になると思います。涙。


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全てのピストンをはじめ、シリンダーブロックに付いているパーツ全てを分解して外し、リビルド屋さんへ出荷する準備完了。全ての工程をやってもらうと、もう一台同じエンジンが買えるぐらいのお値段を請求されますので(汗)、専用のCNC機器が必要なボーリングおよびスリーブ差し替えの作業のみのオーダーとします。残りは自分でやって節約です。

1ヶ月ほど待たされて、ようやく帰ってきたシリンダーブロック。今回はちょっと名前の通ったレーシング系のエンジンも手がける有名店?に注文したのだが、待たされましたわ…。さてさて、仕上げのほうはいかほどか?

オ、きれいです。2年前に頼んだバスボート修理の専門店よりも、やはりレーシング系を手がけているだけあって、職人気質の丁寧さを感じる仕上げですかね。

きれいにホーニングされた4番のシリンダー。同時に、傷の付いていた6番も作業してもらい、けっきょく2箇所分の出費。4番焼きつきの際に熱が隣に影響したのであれば、2番はなぜ無事なのか?と考えると、6番は、4番の下にあるシリンダーですので、上から破片が降りてきたのが原因でしょうか。

さぁ、組む前にもう一回隅々まで何度も見て点検して、納得がいってから組みます。
どうやら、ボーリングとスリーブ交換をやってもらった4番と6番の吸排気ポートのバリ取りが、ちょっとイマイチの完成度のようであることを発見。奥に手を入れて細かい作業が求められるので、あっさりやって済ませてしまったのでしょう。やはりこのあたりの仕事の詰めの甘さは、アメリカンですな。

私、もうこんな専用工具まで持ってます(笑)。先端がカーブした形状のポート加工用ダイヤモンドやすり。これ、他にも使い道があって、ジグヘッドを流すアルミモールドのチューニングをする際にもけっこう便利なんですわ。

あせらず丁寧に、手を滑らせてシリンダー壁に傷をつけないよう、ゆっくりと時間を掛けて慎重に作業します。すべてのポートの角をきれいに落として滑らかにするべく、それこそ1mm単位の差を見逃さない感覚で削っていきます。

前回2010年のリビルド時にボーリングしてもらったときも、吸排気ポートの仕上げがイマイチだったのを覚えていたんです。ここの面取りがきっちりできていないと、高回転型の2ストロークではピストンリングとの摩擦が増して危険なんですね。で、今回また焼けたと。ここの仕上げが原因ではなかったかもしれないけど、原因だったかもしれない。だから今回は、徹底的に納得行くまで自分の手で仕上げます。自分のエンジンだからね。

ポートの面取りが完成。納得のいく仕上げになりました。業者から返ってきたときのポートの拡大写真を撮っておくのを忘れていましたが、これと比べるとぜんぜん違います。すごく良くなりました!

いよいよ、ピストンをはじめ各パーツを組んでいく段階です。まだまだリビルドは始まったばかりです、これで完成ではありません。成功までの道のりは長いです。

この続きは、Part2として後日アップします。
メカ好きビューワーの方は、どうぞご期待下さい。   2013年1月11日UP

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